丹生川上神社(にうかわかみじんじゃ)は上社、中社、下社の3社ありますが、今回は下社に行きました。奈良県吉野郡下市町にある「丹生川上神社下社」(にうかわかみじんじゃしもしゃ)。こちらに日本最古の水の神様がお祀りされています。川のせせらぎ、鳥の声、風の音を感じる隠れパワースポットです。この記事では
- 丹生川上神社下社の御朱印情報
- 丹生川上神社下社の見どころとアクセス・駐車場
- 丹生川上神社下社の宮司さんのお話
について紹介します。私がタイミングよく見れたレアな工事中の階(きざはし)の写真もありますよ!
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丹生川上神社下社の御朱印情報
丹生川上神社は上社、中社、下社とあり、三社巡り専用の御朱印紙があります。一枚の吉野の手すき和紙に、三社の神社名と各御朱印が押されたものをいただけます。三社の間は少し距離があり、車の場合下社と上社が1時間、上社と中社が45分ほどかかるので注意が必要です。
今回は下社のみ参拝したので、マイ御朱印帳を持参して御朱印をいただきました。ちなみに御朱印帳を忘れた場合、忘れた旨を伝えると御朱印帳サイズの小さな紙に御朱印をいただくことが出来ます。帰宅後、自分の御朱印帳に貼りましょうね。
丹生川上神社下社の御朱印。初穂料は300円。受付時間8時~17時内でしたら授与所で宮司さんにすぐに書いていただけます。
御朱印はもともと納経の証。御朱印だけスタンプラリーのように頂くのではなく、きちんと参拝を済ませた後にいただくようにしてくださいね。
丹生川上神社下社とは?
奈良県吉野郡下市町にあり、日本最古の水の神様がお祀りされています。
丹生川上神社下社の神様
御祭神 闇龗神(クラオカミノカミ)(明治期まで高龗神(タカオカミノカミ))
創建 白鳳4年(今から1350年ほど前) 天武天皇創建神社 |
闇龗神(クラオカミノカミ)は古事記、日本書紀にも登場する日本最古の水の神様です。
丹生川上神社下社の見どころ
欅の大木
丹生川のほとりに建つこの神社はとても良い氣に満ち溢れていて、樹勢もいいです。
本殿隣の御神木。
「欅に願いをこめて」と書かれています。とても静かな空間です。そっと幹に触れて心静かに祈ってはいかがでしょうか?余談ですが、私の願いは半年後に叶いました(^^
「牛石」「蛙石」「産霊石」(むすびいし)
境内には「牛石」「蛙石」
「産霊石」(むすびいし)など変わった石が鎮座します。
それぞれの石にもエピソードがあるので探してみると面白いかもしれません。
工事中の階(きざはし)
丹生川上神社下社の宮司さんと少しお話するうちに、「せっかく遠くから来られたので、拝殿に上がられますか?」とおっしゃってくださいました。
近くの参拝している方々にも声をかけ、一緒に4~5組くらいでこちらの拝殿に上がらせていただきました。宮司さんのあたたかいお人柄に感謝します。
私が行った2018年の8月はちょうど平成の大修復中とのことで、拝殿から本殿に上る階段を工事していました。明治時代に作られたひのきの階段を取り外したら、140年ぶりに石段が現れたそうです。誰も木の下に石段があるとは知らず、驚かれたようです。
毎日工事で姿を変えていて、石段が見えたのは本当にわずかな期間とのこと。たまたま私の行った時に石段を見ることが出来て、貴重なお写真を撮らせていただきました。(2019年5月に修復は終了し、現在はひのきの階段です。)
毎年6月1日の例祭には階段を上ることが出来るそうです。
丹生川上神社下社 授与所受付時間
受付時間 8時~17時
定休日 無休
丹生川上神社下社 アクセス&駐車場
「丹生川上神社下社」場所:奈良県吉野郡下市町長谷1-1
アクセス:・近鉄「下市口」駅から奈良交通バス笠木、洞川温泉、中庵住行きで約30分「長谷」下車 徒歩一分 ・南阪奈道路葛城ICから国道24号、309号経由、約28km、約60分(駐車場あります。) |
目の前にバス停がありますが、バスの本数が極端に少ないため注意が必要です。
駐車場は広いので、断然車をおすすめします。私は車で行きましたが、道はしっかりしていたので、奈良南部の神社の中では比較的行きやすい方だと思います。
宮司さんのお話
拝殿から本殿へ続く階(きざはし)を前にして、宮司さんがお話をしてくださいました。日本人でいることを誇りに感じた「心が洗われるお話」です。
「日本は「言挙げせず」の国。
日本人は言葉に出さなくとも、人の気持ちを察する能力に長けています。人の心を感じて、お互いに尊重しながら会話をします。ルールや枠を与えない、否定したり規制しない「それも、ある」という考え方です。
日本には神様がどのくらいおられるのでしょう?
その数は八百万(やおおろず)といわれ、いたるところに神様がいらっしゃるそうです。
日本は神様にも仏さまにも感謝し、自然にもありがとうと感謝をし続けてきました。御利益があるから手を合わせるのではなく、ただ感謝をするために手を合わせるのです。
自然の一部として日本人は生きてきたから、自然を壊さず、共存し、大事にしてきました。自然の中に神が宿ると考えられてきたので、あちこちに感謝するのです。
日本人は論理よりも感性を大切にしてきました。
2016年の熊本地震によって熊本城が被害にあわれました。そのお城をみると、崩れたところと崩れていなかったところがあったのです。
その違いは何だと思いますか?
実は崩れてないところは古くに築かれた所で、新しい所は崩れ落ちてしまったとのこと。その昔、感性が突き抜けて、神様とつながった職人がこのように崩れないお城を築いたそうです。
今この時代に私たちがこれを見せてもらっているということに、感謝しなければなりません。」
こうして歴史の深い階段を見せていただけたこと、有難いお話を聞かせていただけたこと。その奇跡にただただ感謝でした。
神社前を流れる丹生川
神社の正面から出ると、丹生川まで降りることが出来ます。ひんやりとした清流が心を穏やかにしてくれます。
河原で子供たちが遊ぶことが出来ます。丹生川上神社下社にお越しの際には、こちらの川にも立ち寄ってみてはいかがですか?
記事の写真はすべて私が撮ったものです。レアな工事中の階(きざはし)には感動しました!
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丹生川上神社下社 まとめ
日本最古の水の神様をおまつりする丹生川上神社下社。今回は丹生川上神社下社の見どころやアクセス、御朱印について紹介しました。
- 御朱印は授与所で8~17時にすぐいただける
- 丹生川上神社下社へは車でのアクセスがおすすめ!
- 宮司さんが拝殿で貴重なお話を聞かせて下さる
この神社を守る宮司さんの人柄の良さが溢れている、心が清らかになる神社です。現代、私たちが忙しすぎる毎日を過ごす中で、忘れてしまいそうな大切なことをこの神社で思い出すかもしれません。同じことの繰り返しの毎日にちょっと疲れたと感じたら、パワーチャージに行ってみませんか?