布マスクよりも不織布マスクの方が、飛沫やウイルスの侵入を防ぐといいますが、不織布マスクで肌荒れをしてしまう方もいますよね?そこで肌が弱くても不織布マスクをつけたいときに役立つマスクカバーの作り方を紹介しますね!
この記事では
- マスクカバーとは?ガーゼがない時のおススメ布地も紹介!
- 【作り方1】かんたん手縫いバージョン
- 【作り方2】こだわりのプリーツバージョン
- 【番外編】縫わずにハンカチ1枚で出来るマスクカバー
をご紹介します。ミシンがなくても、手作り初心者さんでも、簡単に作れるように工夫しました。この記事が不安な方にとって少しでもお役に立てるのなら幸いです。
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使い捨てマスクを長持ちさせるためのマスクカバーのご紹介
マスクカバーとは?
この写真のように布マスクの中に使い捨てマスクを入れることで、使い捨てマスクのフィルター効果を生かしたまま、外側の布だけ何度も洗濯して使える優れものです。肌に直接不織布が当たらなくなります。
マスクカバーに適した布
一時は布マスクの材料であるガーゼもマスクゴムも品薄が続いていました。いまではガーゼも入手できるようになりましたが、ガーゼ以外に学校薬剤師に家庭でマスクに使える材料がないか聞きました。
ガーゼが入手困難な時に、ガーゼの代わりに家庭で使えるものはありますか?
さらし、三角巾、赤ちゃんの肌着、Tシャツなど、肌触りが良いものをお使いください。生地が厚いと苦しいので、薄手の物がおすすめです。
家庭で使えるもの
さらし
さらしとは木綿(もめん)を漂白したもので、日本では昔から台所のふきんや、肌着、布おむつに使われてきた布。綿100%。ご自宅に眠っているものがあれば使えるチャンスです。
三角巾
応急処置に使われる包帯の一種で、三角形のもの。こちらも綿100%。
赤ちゃんの肌着
ガーゼ、フライス、スムースなどがありますが、ガーゼとフライスが薄くて作りやすいと思います。多くのものが綿100パーセントです。
Tシャツ
綿素材のTシャツがおすすめです。伸びる素材なので、縫う時に引っ張らないよう注意してください。
布地の種類
ガーゼがなくても、綿100パーセントの布で薄いものなら使いやすいと思います。買いに行く場合は、オックス、ローン、ブロードなど。実際に手に取って肌触りの良いものを選んでください。
マスクに最適なダブルガーゼ。
定番の白のガーゼは老若男女問いません。
かわいい色柄はマスク苦手なお子さんも喜んでくれますね!
今から紹介するマスクカバーはガーゼを使用していますが、ガーゼがなくても代わりの布で試してみてくださいね。寸法を変えれば同じ作り方で子供用も作れます。
【作り方1】かんたん手縫いバージョン
材料
【用意するもの】 カバーしたい使い捨てマスク ガーゼのような薄い布 約24cm×34cm(標準的な18cm×9cmマスクの場合) 糸 針(待ち針もあると便利) ハサミ |
今回はシングルガーゼという1枚の薄い生地をを使いましたが、透けると感じたために2枚重ねで使用しています。ダブルガーゼといってはじめから2枚重なっているガーゼは使いやすいです。
作り方
使い捨てマスクを用意し、マスクに合わせて必要な布の大きさを計算します。
マスクを広げた縦幅×2プラス4cm
たとえば一般的なマスクでは・・・
この場合、
横幅18cm+6cmで 24cm
縦15cm×2+4cmで、 34cm
にカットします。
お子さんのマスクもこの値を参考にカットすれば作れますよ。
まず筒状にするために24cmの辺同士を合わせます。
布端1cmくらいのところを2枚合わせて一回折り、
もう一回折ると布の端が中に入ります。三つ折りの状態です。
折ったところをなみ縫いします。なみ縫いとは針を上、下、上、下と交互に通す一番基本の縫い方です。まち針でとめると作業しやすいです。
縫い終わるとこんな感じに筒状になります。
次に筒の口から1cmのところで一回折り、さらにもう一回折って布の端を中に織り込んでください。
なみ縫いでぐるっと一周させたら、
その糸を引っ張り縮めていきます。
マスクの縦の長さ(ここでは9cmですがお手持ちのマスクに合わせてください)に合わせて玉止めします。
反対側も同様にします。この時最初に縫った下の辺の縫い代を左右同じ側に倒すように注意してください。
マスクが入るか確認したら
完成です
安定感が欲しい時はさらに外側(端から0.3cmくらい)をなみ縫いし、縮めてください。
【作り方2】こだわりのプリーツバージョン
布の大きさは作り方1と全く同じですので上を参考にしてください。手縫いでもミシンでも出来ます。
材料
【用意するもの】 カバーしたい使い捨てマスク ガーゼのような薄い布 約 24cm×34cm(マスクの大きさによって) アイロン 糸 針(まち針があると便利です) ハサミ |
今回はダブルガーゼを使用しました。
作り方
作り方1と同様のサイズに布を切ります。マスクはこの向きで布の柄が出ます。
まず、真ん中で折り、アイロンをかけると中心線が付きます。
広げたら、24cmの辺の端から2cmのところに両側ともアイロンをかけます。
裏返し、布を90度回転させ、プリーツを2本入れていきます。マスクを横に置いてマスクの幅になるように適当なところで折り目をつけてください。左右が平行になっていれば大丈夫です。中心線のところが鼻になるのでひだが下を向くように折ります。
24cmの辺を縦に置き、布は表にします。赤の実線で山折り、赤の点線で谷折りにします。数字の単位はcmです。両端と真ん中の赤の実線は前の工程でアイロンをかけた部分になりますので、ここではその間の左右に2本ずつプリーツを入れます。
アイロンをかけます。
反対側も同様に折り、
アイロンをかけます。
プリーツを止めるために端から0.5㎜のところを数回縫います。大体下の画像の赤のラインのあたりです。後で隠れるので雑で構いません。
布端を1cmのところで一回折り、もう一回折って布の端を中に織り込みます(三つ折り縫い)。両側とも折ってアイロンをかけます。
なみ縫いをします。手縫いで重なっているところが縫いにくければ、連続で縫わず、針を上に出して糸を引いてから針を下に通すといった具合に一針ずつ進めて行ってください。
反対側も同様にします。
最後に表が内側になるように中心線で折り(向きに注意)、
最初につけたアイロン線が仕上がりの線になるよう三つ折り縫いをします。仕上がり線に対し3分の1になるように端を合わせ二枚一緒に一回折り、
もう1回折って布端を中に織り込みます。
なみ縫いします。まち針でとめると作業しやすいです。
裏返すと完成です。
使い捨てマスクを入れてみましょう。
プリーツが下を向いていたら正解です。ウイルス・花粉がマスクのひだに溜まらず、落ちるように下向きになっているのです。
これから暑くなります!マスクによる熱中症にも注意してください!
【番外編】縫わずにハンカチ1枚で出来るマスクカバー
針も糸も面倒くさい!という方は最後にハンカチ一枚で出来る方法をご紹介します。
大判のハンカチを用意します。
まず二つに折ります
マスクの縦幅に合わせてハンカチを折ります。下の辺を合わせて
上の辺も合わせます。
横幅に合わせて右側を折った後、
左側も折り、右側端をを左側端に入れ込みます。
これだけで完成です。
これなら出先でもすぐ取り入れることが出来ますね!
マスクの作り方はこちら↓
マスクの向きに注意
カバーは毎回洗いますが、マスクは同じものを数回使用することになるので、マスクの向きには気を付けてください。
マスクは装着時、プリーツが下向きになるようにしてください。
上下対照タイプのプリーツなら上半分のプリーツが下向きになるようにしましょう。
なぜプリーツを下向きにするかというと、ウイルス・花粉がマスクのプリーツに溜まらず、落ちるようになっているのです。裏と表と間違えて使用しないよういつも向きに注意してください。
紙についたウイルスは24時間生存しているそうなので、マスクカバーから不織布マスクを外すときにはご注意くださいね。
マスクカバーは市販のものを購入することもできますよ。
定番のシンプルな白のものは使いやすいですね♪
ソレイアードのかわいい柄は気分が上がりますね♪
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まとめ
今回は使い捨てマスクを長持ちさせる簡単なマスクカバーの作り方を紹介しました。
- マスクカバーに適した布は薄手の綿素材
- 面倒な採寸なしでかんたんに手縫いで縮めて作る方法
- ミシンでも手縫いでも出来るプリーツを寄せて作る方法
- ハンカチ一枚で即席マスクカバーが出来る方法
王道の白やかっこいい黒で作れば男性も使いやすいし、可愛い色・柄で作れば女性もお子さんも気分が上がりますよね。作りやすい方法でお試しください!周りに困っている方が見えたら教えたり、プレゼントしてあげて下さいね。
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